石川 奈美 のワンポイント美肌養生アドバイス 
食生活が悪いとどうして肌が荒れるの?

○ 理想的な肌の条件

○ 体組成と食物の関係

○ 中医学の食の考え方(薬膳)

○ 日本の伝統的な和食の食文化

○ 美肌のために必要な栄養素は




○ 理想的な肌の条件

理想的な肌の条件は、皮膚が水分を保ち、角層の状態が良く、汗腺・皮脂腺の分泌状態が良く水分と油分のバランスがよく、血液循環がよく、表皮の新陳代謝(ターンオーバー)がスムーズに行われ、真皮の状態が良いなどがあげられます。

これを実現させるためには、肌細胞の一つ一つの元気が必要です。

私たちの全身では、約60兆個の細胞が絶えず化学反応を行い、新陳代謝をして常に細胞を新しくしています。

皮膚の細胞の場合、役目を終えて死滅した細胞は、表皮の角層の最上面から垢となって剥がれ落ちます。

60兆個の細胞は、常に新しい化学反応のための材料を必要とし、その栄養素、エネルギー源を、細胞の外に求めなければなりません。

私たちが毎日飲食しているのは、生きていく営みそのもののためであり、それは細胞一つ一つが必要とする栄養を届けるために他ならないのです。

そして、肌細胞も毎日毎日入れ替わっている、その発育や生長、代謝のために、私たちの毎日取り入れた栄養分が使われています。


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 体組成と食物の関係


私たちの身体の組成をみてみると、臓器や血液、筋肉、骨など全て合わせておおよそ次のような組成をしています。

人体の構成要素

水分5065%、たんぱく質1518%、脂質16%以上 炭水化物1%以下 

無機質(ミネラル)25% ビタミン微量


これは、私たちが食べている食品類の組成に似ています。
食品の構成要素
糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、水分
炭水化物(糖質)をエネルギー源として貯蓄できる量(グリコーゲンとして貯蔵)はほんのわずかですが、私たちは真っ先にこの糖質をエネルギーとして使っています。脂質もエネルギー源となり、あまった分は体脂肪の形で蓄えられます。

代謝を行うにはこれらのエネルギーが必要です。

三大栄養素(エネルギーとなります)

 糖質(炭水化物)

 たんぱく質

 脂質

エネルギーとしての栄養素は三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質です。しかし、たんぱく質はエネルギーとして使われることは少なく、分解され、組み立てられて、身体の構成成分としてまた利用されます。

骨や血中にはミネラルが存在し、消化を始めとする生体内の多くの反応には酵素が使われ、その補酵素としてビタミンやミネラルが必要となります。これらを合わせて五大栄養素と呼ばれます。

五大栄養素

 糖質

 たんぱく質

 脂質

 ビタミン

 無機質(ミネラル)

さらに、老廃物や余分な脂肪分を吸着して外に出し便通を改善する食物繊維も加え六大栄養素とも呼ばれます。

六大栄養素

 糖質

 たんぱく質

 脂質

 ビタミン

 ミネラル

 食物繊維

こうしてみていくと、私たちが日々食品から得ている栄養素は、皮膚のたった1個の細胞を養うことにも全てが利用されていることがわかります。そして、その営みを担うのは、たった一つの栄養素ではなく、全てが協力しあわなければ、エネルギーさえ生み出せないのです。健康を維持することも美肌を維持することも、食生活に関しては何ら区別されるものではありません。


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○ 中医学の食の考え方(薬膳)


中医学の古典である「黄帝内経」には、食養の中核を「五穀為養」「五果為助」「五畜為益」「五菜為充」と記しています。すなわち、穀物は身体を養い、果物は身体を助け、肉類は身体を補益し、野菜は身体を充実させるという意味です。

中国医学では、食医、疾医、瘍医、獣医の中で「食医」は飲食および栄養、衛生を司る最高位の医でありました。

「身土不二」といわれるように、人の身体は生まれ育った土地、地域の食べ物に養われ、長い歴史の中でその場所の気候や風土の中で民族の体質が培われてきました。春夏には清熱作用のある瓜や葉物が美味しくなり、秋冬は身体を温める穀類や魚や肉が美味しくなります。旬の食べ物を食べることで身体を整えてきた歴史があるのです。

伝統的な漢方の世界でも、食がどれだけ大切に考えられてきたのかがわかります。

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○日本の伝統的な和食の食文化

「一汁三菜」も日本人が伝統的に培ってきた、栄養のバランスを取りやすく考えられた食の基本です。和食は、健康や美容のために良いことがわかってきて、世界中で注目されるようになりました。その伝統の食事の形態は、汁物にご飯、主菜、副菜という形です。旬の食べ物を取り入れ、魚に漬物や梅干にご飯、野菜のお浸しや煮物、そんな一昔前は当たり前だった日本伝統の食事形態が、今少なくなってきているようです。もう一度、改めて日本の良き伝統的な食生活を考えてみたいものですね。

私たちの一番身近である食のバランス栄養学を美肌作りのために応用しましょう。

健康と美肌のために大切な食生活を、是非なちゅれいゆでも提案したいと考えています。


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 美肌のために必要な栄養素は

もちろん、先ほどからお話しているように、六大栄養素が大切なことは言うまでもありませんが、微量栄養素の中には、美肌に効果があるとされているものが多くあります。

☆肌荒れ、かさつき、乾燥じわに

・ビタミンA(βカロテン)  

うなぎ、かぼちゃやにんじんなど

・セラミド

  こんにゃく、ブロッコリー、小麦胚芽など

・ビタミンB1

豚肉、たらこ、枝豆など

・ビタミンB6

  バナナ、ささ身、鮭など

・ビタミンB12

  鯖、牡蠣、レバーなど

・ビタミンC

  キウイ、芋、果物、野菜など

☆目元、口元の小じわに、ハリアップに

 ・たんぱく質

  肉、魚、卵、大豆製品、乳製品

 ・コラーゲン

  鶏手羽、牛すじ、軟骨、ふかひれなど

・ヒアルロン酸

 うなぎ、軟骨、牛すじなど

・コエンザイムQ10 αリポ酸

 ほうれん草、レバー、牛肉、いわし

・アスタキサンチン

 いくら、鮭、海老など

・大豆イソフラボン

 豆腐、納豆、豆乳、大豆製品

・その他、ビタミンA(βカロテン)、セラミド、ビタミンC、ポリ  フェノールなど

☆くすみ、血行不良に

 ・ビタミンE

  アーモンド、ナッツ類、かぼちゃ、植物油など

・ビタミンC

 野菜、果物、芋類など

・ビタミンP(ルチン、ヘスペリジン)

 かんきつ類(みかん、オレンジ)、そばなど

・ビタミンA(βカロテン)

 うなぎ、人参、かぼちゃなど

・鉄分

 レバー、アサリ、ひじき、ほうれん草など

・その他、生姜や唐辛子など温めるもの


☆シミ、そばかす、ニキビ痕などの色素沈着

 ・ビタミンC

  果物、野菜、イモ類など

・酵母エキス(アミノ酸)

  レバー、貝類、ビール酵母など

・アスタキサンチン

 鮭、いくら、海老など

・システイン

・大豆イソフラボン

 大豆製品、豆乳、豆腐など

☆毛穴の目立ち、べたつき、オイリー肌

 ・ビタミンB2

  レバー、牛乳、納豆など

 ・ビタミンB

  豚肉、たらこ、枝豆など

 ・ビタミンA(βカロテン)

  うなぎ、人参、かぼちゃなど

 ・その他

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