石川 奈美 のワンポイント美肌養生アドバイス 
肌の角層ってなに?

1 皮膚の構造
2 角層の構造
3 美肌の指標
4 美しい角層が鍵、角層チェック
5 角層の状態が良いとは?
6 角層は表皮の角化によってつくられる
7 健やかな角層を育むには、基本に忠実に


1皮膚の構造

皮膚の構造は、図のように、角層(角質層)・顆粒層・有棘層・基底層からできている表皮と、その土台になる真皮、脂肪細胞などのある皮下組織から形成されています。


この中で、角層は最も外側に位置し、外界と接する部分で、皮膚の水分蒸散を防ぎ、水分を保持して肌の潤いを保つ保湿機能をもっています。また、外界の刺激から私たちを守るバリア機能の役目を果たしています。

皮膚の厚さは身体の部位によって異なり、一番厚いのは足の裏の皮膚で、一番薄いのは瞼の皮膚と言われています。顔の皮膚は身体よりは薄く、一般に、男性よりも女性の方が、また大人よりも子供の方が皮膚は薄くなります。

表皮、真皮、皮下組織の厚さも部位によりそれぞれ違いますが、顔の皮膚の場合、表皮の厚さは約0.2o、真皮の厚さは約1.8o、角質層の厚さは表皮の1/10の0.02oと言われています。


成人の皮膚の面積は全身で約1.6uです。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


2 角層の構造

先ほども説明したとおり、角層は肌が外界と接する部分です。バリア機能と保湿機能という2つの大切な役割を果たしています。

○バリア機能
体内からの水分蒸散と外からの異物(雑菌やほこり)侵入を防ぐ

○保湿機能
水分を保持して乾燥を防ぎ、肌の潤いを守る

角層は大きく扁平な角質細胞が15〜20層重なってできています。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


3 美肌の指標

美肌の指標で、よく「う・な・は・だ・け」と言われます。これは、

う・・・潤いがある
な・・・なめらかである
は・・・はりがある
だ・・・弾力がある
け・・・血色が良い

ということですが、みずみずしく潤いがあり、はりや弾力があって血色のよい透明感のある肌は、傍目からみてもとてもきれいで、若々しく感じられます。

しかし、このような肌を保つには、表皮、真皮、角層、血液循環などがベストな状態に保たれなければなりません。

その中でも、角層は、健やかで美しい肌を作る最も重要な役割を果たしています。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


4 美しい角層が鍵、角層チェック

あなたの角層の状態は?

○頬にみずみずしい潤いはありますか?
○かさつきやすいですか?
○ファンデーションののりが悪いですか?
○かさつきを繰り返していますか?

気になる項目があるようなら要注意です。角層ケアに力を入れましょう。

また、角層が厚くなってしまっているかどうかは、顔の皮膚にセロハンテープを貼り、少し押さえてから離して、白い部分が多いかどうかを見ることで、確認することができます。(テープによる角層チェック)

分厚く白いものが付いてくるようなら、あなたの角層は肥孔し、肌が硬くなってしまっています。

また、薄すぎても、アトピー肌や敏感肌のように、バリア機能の弱い肌になってしまいます。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


5 角層の状態が良いとは?

よい状態の角層には、条件があります。
それは、

○角層の水分量が適度にあること
○角質の膜(タンパク質の外壁構造)がしっかりしていること
○細胞間脂質がしっかり配列し十分であること
○NMF(アミノ酸を中心とした天然の保湿成分)が十分に産生されていること
○酵素の働きが順調であること
○皮脂膜の状態がよいこと
○PHバランスがとれていること

これら7つの条件が整って、初めて状態の良い角層といえるのです。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


6 角層は表皮の角化によって作られる

角層は角層だけで作られるのではなく、表皮細胞が4週間かかって押し上げられ、角層細胞に変化して作られます。そして2週間ほどとどまって、角層としての役目を果たすのです。

この行程を「表皮の角化」、または「表皮のターンオーバー」といいます。

基底層から生まれた表皮の細胞は、最初は核をもった細胞で、有棘層では棘をもった有棘細胞、顆粒層では顆粒を持つ顆粒細胞となり、次々と形を変えて、約4週間で角層細胞となります。

このとき、細胞の核はなくなり、大きくぺちゃんこで平らな角質細胞となって密着し、バリア機能や保湿機能を担うのです。役目が終わった角質細胞は、表面のものからやがてフケや垢となってはがれおちていきます。

このため、状態のよい角層を作るには、表皮の基底細胞から生まれる細胞の環境を良いものにしておくことが大切になります。


状態の良い表皮とは・・・

○基底細胞の分裂がスムーズであること
○NMF、細胞間脂質が正常に産生されている
○ターンオーバーの速度が正常である
○基底膜の状態が良い
○メラニンの代謝が順調である。


ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ


7 健やかな角層を育むには、基本に忠実に

これまで話で、美肌を作るには、角層や表皮の状態がとても大切な事がわかっていただけたと思います。

健やかな角層と表皮をつくるにはどうしたらよいのでしょう?

ポイントは基本ケアです。

W洗顔のクレンジングと洗顔料
水分を補う化粧水 
油分を補う乳液

毎日毎日のステップがこの角層に影響してきます。

角層のチェックで、自分の角層の状態が気になる人は、
これらの品質と、使用料、使用法をもう一度確認してみましょう。

前述の「う・な・は・だ・け」のうち、ハリや弾力は真皮に関係しますが、潤い、滑らかさ、血液循環、透明感などは、角層や表皮の状態に深く関係しています。

また、実は、表皮や角層の状態が良くなれば、真皮にも良い影響を与えることができるのです。

ぜひ、毎日のケアで、健やかな角層作りを目指しましょう。

ページTOPへ

なちゅれいゆホームページTOPへ

Copyright(C) nachureiyu All Rights Reserved